こんにちは、みーまです。
AWSを学んで半年が経ち、前職の知識も含めて、「クラウドインフラとは」「クラウドインフラの良さ」が分かってきましたので、解説していきます。
クラウドインフラとは?
皆さんは情報インフラとか、公共インフラみたいなものは言葉として聞いたことがあると思います。
インフラとは、何かを届ける為の仕組みのことです。公共インフラだと電気、水とか。
クラウドインフラのインフラは、情報、データ通信を届ける仕組みのことですね。
では、インフラの何がクラウドになるのか?データはそもそも形のないものなのに?
インフラの何がクラウド化する?
まずは、クラウド化という表記が難しいかもしれませんので、一旦、ソフト化と表現しますね。
さて、「何がソフト化するのか?」ということですが、今まで皆さんの見えないところで、皆さんが送った情報を計算していたサーバーだったり、多数のアクセスを止まらないように振り分けていたロードバランサーだったり、構成される沢山の装置が、ソフト化することになります。
もう少し掘り下げて言うと、今まで企業さんは空調の効いた大きな部屋を用意して、沢山の装置を並べて、うるさい音をさせつつ、動かしていたわけです。
これらの装置がソフト化すると、どうなるか。これがクラウドインフラのメリットに繋がってきます。
インフラがソフト化したらどうなる?
設置場所問題の解決
インフラがクラウド化したらどうなるか。
まず、沢山合った装置が無くなりますので、大きな部屋は不要になります。年間を通して気温が安定しているのなら、空調も要らないでしょう。
利点はスペースだけじゃない
利点はスペースだけではありません。
ソフト化されたインフラは、作るのも捨てるのもすぐできます。
今まででは難しかったことが簡単にできるようになります。簡単なものなら、24時間以内に本番動作できるでしょう。
- 国をまたいだ災害対策、システムの二重化
- シンガポールに1日で同じシステムを作るなど
- これまでは機器の輸出申請や設置場所、回線契約など様々な問題あり
- 開発用のシステム構築
- 本番用と同じ装置をメーカーから借りなくて良い
- 性能の選定ミスがあったら設定変更で性能アップ
- 機器を返品して再手配するリスクから開放
メリットを最大活用した運用方法が生まれた
クラウドインフラの誕生で、様々な運用方法が生まれました。
- ブルー/グリーンデプロイ
- 開発と本番、全く同じ環境を作って、アップデートの度に、交互に開発と本番の役割を変えて、無停止にする運用
- トラブルがあったらすぐに前に戻せて、修正に入れます。
- 冒険の書1と2を使って、新しい教会に行くたび保存先番号を変えるのと近いです。
- Infrastructure as Code(IaC)
- インフラをコードで管理することで、構築をプログラムで指示することが可能になり、構築の自動化が実現した。変更前後の差が比較ツールで分かりやすくなる。
- インフラをコード化するという概念はこれまで不可能だった。(物理ケーブルをコード化するのは現在も不可能だが、クラウドでは全てがソフトウェアの為可能)
このように、クラウドのインフラ化で、直接的にはシステムを作る人、作って貰う人に。間接的には利用者の人に、沢山のメリットがあります。
まとめ
内容をまとめます。
- クラウドインフラとは、情報を処理、届ける仕組みの装置をソフト化したもの。
- その「ソフト」は、更に大きい装置で実行されている。(日本だと2〜3拠点)
- インフラをクラウド化すると、作る、捨てるが早い。
- 災害対策や二重化に強い。
- 日本赤十字社の募金サイトを48時間で構築した事例もある。
- 利点を利用した新しい運用方法も生まれた。
今回は以上です。ありがとうございました。