こんにちは、みーまです。
私は今年、18年勤めた会社を退職し、今は別の会社で働いています。
始めての退職で色々苦労や漏れがあって大変だったので、これから退職する人の参考にしてもらいたく、当時の経験を元に、退職準備から退職後までの流れをまとめました。
はじめに言いたいこと
- 企業と全くやりとり無しに退職するということは仕組み上できません。
- 離職票の手続きや秘密保持同意書など、必要な書類の作成が必ず発生するので、本人ではなくとも必ず誰かがやらないといけません。
- どうしても会話もしたくない場合は弁護士か退職代行会社に任せる
- 弁護士なら全てよろしくやってくれますが高価です。
- 退職代行会社は内容がピンキリですが、一番嫌な「退職先との連絡代行」をしてくれますので、任せる価値はあります。
- 辞められないということはありません。辞められないのは押し負けるから。
- 退職届を提出して2週間経過すると退職できると法律に定められています。(無期契約の場合)
- 契約社員は原則期限まで退職できませんので注意。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
(民法627条1項)
では、次から実際に手順に進みたいと思います。
準備編
私物を徐々に持ち帰る
退職してしまうまでは、最後まで穏便に済むかどうか分からないので、私物は徐々に持ち帰って無くしておきましょう。会社の態度が途中で変わると、こちらも急な辞め方に切り替えざるを得ない可能性があります。
残したまま辞めてしまうと会社が連絡を取る要因になってしまうので全部無くしてください。
必要書類/返却物を準備しておく
必要物は先に準備をしましょう。スムーズに事が進みます。
準備をしておくと、それを眺めるだけで落ち着いて、「俺はいつでも辞められる」になる効果も一定期待できます。
辞めなくていいなら辞めないほうが良いですからね。退職もストレスがかかります。
退職に必要なもの
- 退職願/届
- 書き方は沢山ネットにあるのでそれでOK。通常は代表取締役宛。
- 会社と調整して退職するなら願になります。
- 届にすると退職先に渡って2週間経過したら雇用契約は終了できます。
- 今後も関係性を保ちたいなら願の方向で進めるのが正解。
基本的にはコレしかありません。後は雇用保険関連の書類が必要ですが、それは会社側で作成して本人署名するものなので、退職者の準備は不要です。
- (持株会対象者のみ)証券口座
- 持株会がある企業だった場合、退職すると会を抜けて個人の証券口座に移動します。
返却が必要なもの
- 社員証
- 名刺
- 制服/作業服
- 健康保険証
- 任意継続する場合も再発行になり、その場合は保険組合に郵送返却になります。
今後使うので処分NGなもの
- 源泉徴収票(辞める年度のもの)=退職後に貰える
- 年末調整/確定申告に必須なので捨てないこと!
- 前年度の源泉徴収票(できれば)/または給与明細
- 前職の年収証明に見たいと言われることがある。
- (対象者のみ)持株会の脱退に関わる書類
- 確定申告に必要な場合あり。
- 直近の健康診断結果
- 次の職で提出求められる場合あり。
意思表明をする
退職の話をする
- 基本は直属の上司が対象です。
- 無理なら務め先部門の責任者(営業所長など)
- 更に無理なら人事責任者(総務部)などになります。
務め先に繁忙期/閑散期があるなら、辞めたいのは繁忙期だと思いますが、それを超えてからのほうが、後腐れなく進むと思います。
できれば意思表明から退職までに1ヶ月はあったほうが良いと思いますし、引き続きをしっかりしたい場合は最低3ヶ月欲しいところです。これ以上は、モチベーションの低い仕事ぶりになってしまうので、どんな理由にせよ猶予は最長3ヶ月でいいと思います。
ただし法律の原則は2週間で退職できますので、どんな関係のまま辞めたいかで決めてください。
手続きをする
返却物、提出物の対応
- 準備がある程度整っていれば早く終わると思います。
- 手続きが早く終わったら有休を使いきりましょう。
引き続きの対応
- 引き継ぐべきことを決めて、それ以外は留任者でなんとかすると同意を取ること。
- 引き継ぎ資料などを退職者本人が作るのは御法度です。
- 「後日電話しても良い?」は基本断りましょう。
- 「何かあったら聞ける」思うと、引き継がれる側は真面目にやりません。その後の転職活動も支障がでます。
- 場合によっては「退職届に変えて2週間で辞めても良いんですよ」というカードも使う。
手続きが終わったら
後日届く書類の確認、保管
- ハローワークに持参する書類などあるので注意。
- 11月〜翌1月までに再就職すると年末調整、その他は確定申告に関わるので、関係書類は無くさないように保管すること。
転職時必要な書類の保管
- 源泉徴収票
- 直近の健康診断結果など
健康保険、年金の手続
- 切替や任意継続を忘れずに。
- 年金は2年以内なら遡り納付ができます。(なるべくすぐ払いましょう。)
やる気が切れてない人はすぐ就活
退職活動もかなり疲れるのですが、就活は早めにしないと大変です。すぐ動きましょう。
疲れてしまった人は生活に困らない程度で休みましょう。
エンジニアになる予定がない人
- 離職票が手に入ったらすぐハローワークへ行く
- 自己都合退職だと失業保険支給が遅れます。(3ヶ月貰えない)
- 転職エージェントも並行して利用する
- 地元の求人だけに応募する理由もないです。
エンジニアを次の職に考えている人
- 一番なりやすいのはWebコーダー(Webページ制作)
- デイトラをやりましょう。
- 東フリサロンに入って、学習を続けましょう。
- 若年者(30歳未満)は、エンジニア無料スクールも検討
- 紹介企業に就職することで学費が無料なので、現場経験を積む最初のステップとして良いと思います。
- IT向け転職サイトを活用する。
- GreenやWantedlyなど。
最後に。ここまで見ても無理そうなら退職代行で。
2万円で手続きしてくれる退職代行がある
退職届や封筒がセットのスターターキット付きで費用は2万円、退職できなかったら全額返金してくれる退職代行がありますので、まずはホームページへ行って相談してみてください。LINEでも24時間受付しています。
まとめ
- 退職は準備が大事。
- 引き継ぎの時に向こうの都合の良い条件を受けないこと。
- 退職できたらすぐ次の行動を。
- 会社と話合わずに退職するのは仕組み上無理。ただしそれを代行してくれる会社がある。
以上です。