こんにちは、みーまです。
私は地方の企業でCE(コンピュータ保守員)をしていましたが、転職活動をして、AWSを扱うエンジニアとして企業から内定をいただきました。
ここでは、地方で住んだままエンジニアの内定をもらったまでの方法と、年齢別のおすすめパターンを紹介します。
- エンジニア就活の方法がよく分からない
- 就活の時点で引っ越ししないといけないか不安
- 就活に向けて準備しておきたい
何のエンジニアになりたいかすら決まってない人は、下の記事で方向性を決めてみましょう。
内定を貰うまでの流れ
1.技術を身に着ける
私が目指していたのはクラウドインフラのエンジニアで、技術はAWSに特化したものでした。
独学は苦手だったので、短期で効率良くAWSスキルを学ぶ為に、RaiseTechというスクールで4ヶ月オンライン学習をしました。
「最初の現場の質は期待しない、早く現場につきたい」という方は、紹介企業への就職を条件とした無料スクールで学んで、そのまま現場に出るのが最短だと思います。
「多少時間をかけてでも就活は技術を身に着けてからにしたい」方は、完全無料や、卒業後に分割払する新型スクールも出て来ていますので、そこも検討しましょう。ただし慈善事業ではない為、入学や学習継続の条件は厳しいです。
2.ポートフォリオを作る
ポートフォリオとは、実力の目安となる制作物です。
私の場合はスクールの課題を進めることで制作物が作れたので、それをGitHubに公開して、ポートフォリオとしました。
- Webサイト作成(フロント)
- 自分の紹介サイト
- サンプルページ(架空企業サイト)
- プログラマー
- 自作サービスのデモサイト
- デモサイトのコード(GitHub)
- インフラエンジニア(すべてGitHub)
- AWS上で動作させたRailsアプリのサンプルコード
- CloudFormationのサンプル
- CloudFormationで作成したリソースにRailsアプリを実行させるサンプル(Jenkins,Ansible使用)
実際にはポートフォリオを見ない企業さんもあるのですが、無いと話にならないのは事実です。
3.履歴書、職務経歴書を作る
履歴書はJIS規格のもので良いと思いますが、職務経歴書が大事です。
履歴書は今はオンラインで作れるんで、サクッと作っておきましょう。
転職専門系のサイトで、職業別の職務経歴書サンプルがありますので、何を書かないといけないのかを知って、情報を整理してから作ると良いでしょう。
内容をチェックしてくれる人がいると心強いかもしれません。私は幸いにもRaiseTechでチェックして貰えたので助かりました。
4.エンジニア専門のサイトで求人申し込みする
ここは重要なところで、総合就職サイトでは希望しない職になるリスクもある為、必ず専門のサイトで募集しましょう。
- 求人を探しながら、何処の地域で働くかも考えましょう。
- 各サイトでも経歴を入れるところがありますので、しっかり埋めましょう。
- 企業さんに連絡する時は、文章にも気を使いましょう。
- Skype(ビデオ会議アプリ)面談OKな会社もあるので、積極的に活用しましょう。
- ちゃんとした会社は訪問面談で交通費が出ます。
- 新幹線の往復代金を実際に貰えました。
よく「地元で就職したい」という方がおられますが、仕事は東京が一番たくさんあります。
「エンジニアとして働きたい」のであれば、「地元で就職したい」は一旦(1〜2年)捨ててください。
地域や収入の格差が広がっている日本で、経験を積む1〜2年の期間でさえも東京へ行けないのはリスクです。なんとかして行けるようにして、経験を積んだ後にリモートワークやフリーランスへの転向を考えましょう。
- Green
- IT系専門
- 転職限定なので、新卒は使えません。派遣、契約社員経験があるならOK。
- 「気になる」アクションや、「スカウト」が来ることがあるので、興味があれば積極的に連絡しましょう。
- 「もっと知りたい」アクションが来る時は、経歴に書いていないことが指摘されますので、追記しましょう。
- Wantedly
- 総合系。
- ミートアップ(説明会、イベント)などで実際に訪問して話を聞きましょう。
- 説明会の印象と採用確度は別に考えましょう。
- このサイトは制度上、給与の提示ができません。金額にこだわる場合はGreenにするかWantedlyを見たと言って直接応募で。
- LINEキャリア
- 総合系。
- LINEとエン転職が協力している転職サービス。
- エンジニア専門ではないですが、募集数がかなりあって使いやすいのでオススメ。
5.面談まで進んだら
服装には注意しましょう。失礼のない私服か、スーツで。普段がシャツしか着ていない人であれば、せめてジャケットは買ったほうが良いかもしれません。
挨拶も勿論しっかりとしましょう。大きな声である必要はありませんが、ボソボソと話す人とは、しっかり会話ができません。聞き取りやすい大きさで。
よく聞かれる質問を準備しておきましょう。第一面接、第二面接と進んでも同じように聞かれることがあります。
- 応募した理由は?
- 他にも調べられましたか?その中で当社にした理由は?
- リーダー、または下の人を教えた経験はありますか?
- これまでに失敗した経験は?
- これはそのままの意味ではありません。失敗した経験を話しつつも、「失敗して教わったこと、気をつけるように改善されたこと」を伝えるのが期待する回答です。
- 身に着けた技術の知識
- (地方住まいの方)引っ越しできますか?
特に1、2は企業さんのサイトをチェックして、共感したところの理由を用意する。丸暗記というよりはふわっと記憶して、その場で話せたほうが良いです。
5は、エンジニアが面接に応対したときに聞かれます。
6に関しては、引っ越しできないなら遠いところは申し込まないでください。
面談の結果、不採用だった場合
不採用は仕方ないことだと思いますが、必ず「不採用理由」を聞きましょう。
「今後の活動の参考にしたいので、理由を具体的にお教えいただけないでしょうか?」など。
企業さんが「どんな人材を求めていたのか」は、次に身に着ける技術のヒントになります。あなたが企業さんを諦めきれない場合は、もう一度応募することも可能です。
(おまけ)年齢別の応用パターン
おまけですが、年齢別の応用も載せておきます。
学生/新卒/第二新卒
- (学生)インターンを狙う。
- 給料を貰いながら技術が身につく。
- 技術を学びながら会社のブログを書いたりでできる。
- もちろん入りたい企業が別にあるなら期間を終えて就活して良い。
- (学生)学生向けのサービスを活用する。
- AWSだとAWS Educateがオススメ。
- 学生向けの学習システム。学生と教育機関、企業の求人担当が利用できる。
- 進めたカリキュラムが実績になり、求人担当が閲覧可能。
- AWSだとAWS Educateがオススメ。
- 新卒/第二新卒は正攻法(エンジニア専門就職サイト)で。
- 学生でも使えるが、Greenは新卒NGなので注意。
中途/フリーランス
- 正攻法+ポテンシャルアピール。
- ポートフォリオは必須。
- 年齢が上がるほど、職務経歴書が空欄は厳しい。ポテンシャル要素の積み上げをする。
- PJリーダー経験
- 専門資格など
- 過去の経歴とのマッチングが良さそうなら、フリーランスエージェントへ行き、フリーランスでもOK。
- テスター案件は最初に受ける案件としては悪い。ほとんど実務経験にならない。
- SNSなどで紹介、人づてに職探し。(SNS転職)
- 少ないが実際にあるので、Twitterはしておくと良い。
- 年齢に関わらずリーダー/プロジェクト運営の経験者はどこも不足がちなので、今経験が積めそうな立場にいる方は経験しておくのをオススメします。
- 年齢が高いほど経験していない(後輩の指導も無い)のは不思議に思われます。
- 固めの会社ですと、資格が求められることがあります。
- AWSならソリューションアーキテクトアソシエイト一択。
- LinuxならLPIC-1など。
- IPAなら基本情報技術者。
- その他、Oracle、Java資格など。
- 年齢が高いほど、強めにポテンシャルを見せていく作戦になると思います。
- 上のような資格がある。
- 最低でも面談の時点で「学習中である」と言えるくらい、正しく質疑応答が対応できる。
- 面談でエンジニアが応対すると、学習範囲の知識が実際に問われます。ちゃんと勉強してないなら書かない。
まとめ
- 技術を身につける。
- 独学でもスクールでも良い。必ずできるほうを。
- ポートフォリオを作る
- やる気だけで採用は新卒だけ。
- 履歴書や職務経歴書をしっかり作る。
- 書類審査で落とされないように。嘘を書くのはダメ。
- エンジニア専門サイトで職探しする。
- 企業訪問をたくさん行う。
- Skype面談OKな会社もある。
- ちゃんとした会社なら交通費も出る。
- 面談へ進んだら、対策する
- よく聞かれる質問はしっか準備。
- 服装、言葉遣いも注意。
- 不採用のときは、理由を聞いてフィードバックする。
最後に
内容は以上です。いま勉強中の方も、求職中の方も、頑張ってください!
RaiseTech(スクール)
Green(エンジニア転職サイト)
Wantedly(総合求職サイト)
LINEキャリア(総合求職サイト)